ブランデーとは、もともとぶどうを発酵、蒸留した酒につけられた名称です。
が、現在では果実を主原料にする蒸留酒すべてを指します。
ブランデーという名前の由来は、コニャック地方で「ヴァン・ヴリュレ(Vin brule)」
(ワインを焼いたもの)と称したところから。
それをオランダの貿易商人たちがオランダ語に直訳し
「ブランデウェイン(Brandewijn)」という名で輸出しだしました。
主な輸出先はイギリスで、イギリス人たちがこの語を縮めて
「ブランデー(Brandy)」と呼ぶようになり、現在もその名で呼ばれています。
フランス原産なのに、語源はオランダ語からとは、面白いですよね

というわけで、ブランデーはフランスがはじまりなのです。
当然、質・量ともに世界一なんですねー。
フランス産ブランデーは2つに大別できます。
ご存知、「コニャック」「アルマニャック」ですね

コニャックはボルドー地方より北にあるコニャック地方で造られた
ぶどうを原料として造られたブランデーを指します。
(→地図で確認・ボルドーと書かれた部分の上あたりがコニャック地方)
そしてさらに産地別に6地区に分けられランク付けされています。
1.グランド・シャンパーニュ
2.プティット・シャンパーニュ
3.ボルドリ
4.ファン・ボア
5.ボン・ボア
6.ボア・ゾルディネール
ちなみに、グランド・シャンパーニュ産とプティット・シャンパーニュ産のみ
をブレンドして、しかもグランド・シャンパーニュの使用比率が50%以上の
ものは特に、フィーヌ・シャンパーニュと呼ばれます。
シャンパーニュと言ってますが、発泡性ワインの「シャンパーニュ」とは
まったくの別物ですw
ブランデーの表示で「V.S.O.P」「X.O.」「☆☆☆」「ナポレオン」
というのを見かけますよね。
なんなんだろう?と思った方も多いはず。(私もそうです)
ブランデーは熟成の古い原酒と若い原酒をブレンドして製品化されます。
「V.S.O.P」や「☆☆☆」という表示は、
熟成年を表しているんです。
ちなみに、7種類の表示があります。
☆☆☆(Trois Etoiles トロワ・ゼトワール)
V.O.
V.S.O.P
Reserve(レゼルヴ)
Napoleon(ナポレオン)
Vieille Reserve X.O.(ヴィエイユ・レゼルヴ)
Extra(エクストラ)
ちなみに、一番若い原酒の熟成年数が2年以上でないと
「コニャック」として販売できません。
☆☆☆は、一番若い原酒の熟成年数が2年以上を使用したもの。
V.S.O.Pは、4年以上を使用したものです。
X.O.、Extra、Napoleonは、6年以上を使用したものです。
長くなったので、アルマニャックは後日×××
↓コニャックブランデーの最高峰、グランド・シャンパーニュを100%使用。

↓グランド・シャンパーニュとプティット・シャンパーニュをブレンドしたフィーヌ・シャンパーニュ。

↓レゼルヴクラスのコニャック。

↓ナポレオンクラスのコニャック。

↓ヘネシーが先駆けてX.O.を造ったのだそうです。

↓エクストラクラスのコニャック。

↓ブランデーを書いてるページを見つけました。
自由空間の間取り
「ナポレオン」という名前はやはり、皇帝ナポレオンと関係があったんですね・・・
自宅で飲むワインとスコッチ
ブランデー選びのコツとかも載ってるすごいとこです


